MUCHU人

「私の物の感じ方」

世の中にはいる

今日も暴風雪警報の最中、遅れまくっている汽車に乗ってなんとか移行支援に行ってきました。

メンバーの中に男性なんですが、妙に女性を感じさせる方がいて、お互いそういうのが苦手なので、連んで歩いたり休み時間を一緒に過ごしたりするわけではないんですが、妙に気があう方がいます。
付かず離れずという感じです。
私は普段一人なので、極たまに喫煙所でタイミングが重なって、ポツリポツリと話す程度ですが、あまり細かい事や沢山の話をしなくても、的を得ていてるというか、良く見てるなと思うような方がいます。

最初はちょっと苦手でした。
なぜかというと、人との接し方の中に、女性特有のあざとさみたいな物を感じて、警戒していたからです。
私は女性ですが、女性の割には男性寄りな言動を取りがちで、そっちの方が割合しっくりくるし、裏表を持つのが非常に苦手だし、あざとい女性の考えや話す事が理解に苦しむからです。
だから要するになんだよ、ハッキリ言えよ!と、こうなる訳です。

でも何がきっかけだったか分かりませんが、ある日私はその方に対して、口が滑って思っている事を単刀直入に言ってしまいました。
「なんだかよく分からないですけれど、Aさんってオネエっぽいなって思っていました。時々女性じゃないかと思ってしまいます。」
Aさんは、「そうかもね。自分にそういう要素があるのかもね。」と言っていました。
その後に1ヶ月ぐらいしてから、今度はAさんの方から「ムチュウさんって男かと思いました。」と言われました。
私は「戸籍上は女ですが、心理テストだと中間と出ました。自分も真ん中だと思っています。」と言いました。

それから、なんだか2ヶ月に一度ぐらいのペースで、そういうお互いの特性について話す事があります。
ハッキリとした単語で特性を話すのはお互いあれ以来なくて、別な表現で一言二言交わす程度ですが、妙に納得できるせいかあまり話さなくてよくて楽だなという印象でした。

恋愛対象にはなり得なさそうというのも楽なんだと思います。
なぜかというと、何となくですが、パズルで言う型が合わない感じがします。
どちらも中途半端だからだと思います。
自分のセクシャリティ発達障害所以か、発達障害は別の話でセクシャリティに何かあるのか、ちょっと後者寄りな感じが彼との関わりでしてきます。
発達障害所以の場合、型が合わないなどと感じるかな、と疑問に思ってしまうからです。
発達障害所以の性自認の結び付きの弱さであれば、こういう時に女性ならいいなとか、男性ならいいなとか考えるだろうから、型を主軸に考えたりしないのではないかと思いました。
様々なタイプがいるので、定かではないですが。

今日はその方に「同じ匂いがする。」と言われました。
それがセクシャリティの事か、その方のもつ特性の事か、それとも家庭的な事情とか人生における山や谷の事を指すのか、それともその中の幾つかかは分かりませんが…とにかくゆっくり時間を掛けて話すのが心地よいと思った人と関わった経験がほぼなかったので、世の中にはそう思える人もいるんだなと思いました。

まだまだそういう人に出会う確率があるんだろうと感じます。
そう思うと、世の中に出て人と関わって行くのは悪くないなと思えました。

それでは私でした。