MUCHU人

「私の物の感じ方」

旅の触れ合い

関東旅行に行ったメインとしてはディズニーリゾートに遊びに行くこと。
1日目はランド、二日目はシーと、夢の国で遊び尽くして来ました。

大変だった事は前回の記事に書いた事もあったし、色々あったのだけど、やっぱり楽しかったなと思います。
嬉しい事も沢山ありました。

ディズニーリゾートでは、最初に目に付いたのが、チビっ子達。
可愛いお姫様の格好をした3.4歳の女の子達とか、ダッフィにそっくりになってる赤ちゃんとか、ドナルドやミニーになっている1.2才児とか。
それが本当に可愛くて。
チビっ子を観察しているだけでも楽しかったんだけど、チビっ子達は、ティガーの毛皮を頭に被って、酔っ払ってへべれけな私に、バイバイをしてくれたり、握手しに来てくれたりと、なかなか癒される場面が多かったです。
私はテーマパークの人ではないけれど、チビっ子達に応えようと、酔った勢いでティガー風に動いてみたり、変な声で話したりしてみました。
そんなはしゃいだおばちゃんに、チビっ子達が喜んでくれたのが、嬉しかったです。
そんな綺麗な格好していた訳じゃないけど、なんとなく話し掛けやすい雰囲気を出して歩いていることが最近は多いようだから、チビっ子達も絡みやすかったのかな。

私は最近怖い顔をして歩いていないんだなという事が分かって安心しました。

大体同年齢層の男性にも喫煙所で話し掛けられました。
「ビール美味しそうっすね!買う場所混んでましたか?」って言われたので、「いえ、全然空いてましたし、昼間からパークで飲むビール美味しいですよ!」と返すと、「ここビール飲めるからいいっすよねぇ。」と男性は陽気に去って行きました。

パーク行きのバスを待っているホテルのロビーでも、黒人マダムに話し掛けられました。
マダム「So cute!」(ティガーを既に被っていたので)
私「Thank you for praising me」
マダム「where are you from?
私「I'm from Sapporo 」
マダム「Sapporo !」
私「Where are you from?」
マダム「I'm from San Francisco」
私「Your nails so beautiful」と言うと、マダムは笑っていました。
そしてお互いに良い旅をと言って別れました。
知らない人と話すのは、旅の醍醐味だなと思うし、日本人であろうが海外の方だろうが、会話は相変わらず下手だけど楽しいものです。
そして気軽に話し掛けてもらうのは、本当に嬉しい。

私はA型で働いていた頃まで、自分はコミュニケーションが得意な方だと思っていました。
元々誰かと飲んだりお茶して喋るのが好きな方だったので、コミュニケーションに関して自分自身を振り返る事をして来なかったです。
性格も暗い訳ではないし、友達もいる方だし、恋愛もしてきたと思うから、コミュニケーションが苦手な障害だとは考えもしなかったです。
単に物の考え方や感覚が人とちょっと違って、時々変わった人と言われるけど、私自身に問題があるより、むしろ合わない人とは本当に合わないんだなというぐらいに考えていました。
指摘されても、相手の方がおかしいのでは?と思ってきました。
言われたことに腹を立て、問題が起きて初めて人と上手くいかない事で悩みました。
でも悩んでも自分自身を見つめようとはして来なかったです。

でも障害が分かり始めて、自分自身をきちんと見つめ直してみると、コミュニケーション取れていないなと後から気付くようになりました。
気付いたら落ち込む事もあるんですが、大抵は次はどう答えたら良いかなと改善していく方が多くなりました。
指摘されて腹を立てる事はなくなりました。
その代わり質問するようになりました。

でもそんな私でも人と関わることが嫌いではないし、むしろ下手なりに楽しいと思えます。
きっと今だから言える事なのかも知れないけれど、私に対して「あ、この人なんかズレてる」と思ったとしても、優しく関わってくれるのは本当にありがたい。
個性なんだなと何も言わずサラッと関わってくれるのは、変な先入観とか偏見がなくてありがたい。

きっと今穏やかな顔をして生きているから、そう接してくれたり、旅先でも何気ない触れ合いがあったりするんだなと思うと、本当に悩んだりもがいたりしながら生きてて良かったと思えます。

前は子どもを見ても笑えなかった時期があった。
パークなどではしゃいでいる子どもを見ると、きちんと注意しない親を責めるような気持ちになったし、うるさいと思って頭が痛くなったりした。
でもちょっと失礼な話、愛犬を飼い出してからは、泣いたりわめいている子どもを見ると、なんだか笑えてきてしまうようになりました。
だって、子どもの仕草や自己主張の仕方が、なんだか愛犬と良く似ているから。
その姿が重なり、可愛いなと思って笑えてきてしまいます。

それだけピリピリしなくなって、他人に与える優しさの意味はまだまだ分からないけど、私の中には確実に優しさの種みたいな物が発生してきたんでしょうね。

そんな事を感じられて、嬉しかった旅行での出来事でした。
この気持ちを大切にしておきたいな。

f:id:anchanmuchut:20141128024745j:plainf:id:anchanmuchut:20141128024736j:plain

それでは私でした。