MUCHU人

「私の物の感じ方」

ライブに行きました

今日は移行支援が終わってからライブに行きました。
関東紀行前にチケットを申し込んでいたのですが、母が利用している通販の会員限定で、チケットが半額で手に入ると知り、この機会を逃すまいと行ってきました。

誰のライブに行ったのかというと、チコ&ザ・ジプシーズのライブです。
チコ&ザ・ジプシーズの詳細については、興味がある方は調べていただけると思いますので端折ります。
私は音楽が好きなので(鑑賞することも演奏することも両方です)、他にも沢山好きな音楽家はいますが、私はこのバンドも本当に大好きです。

結論から言えば、実に素晴らしいライブでした。
彼らがジャパンツアーで地元に来ると知る前は、彼らの演奏を生で聴けるなんて、夢にも思いませんでした。
コミュニケーションとは私の生活の中ではよく言ったものですが、音でコミュニケーションを取るというのが感覚的に明確に伝わる演奏でした。
私は日常的な事では他人とズレた受け取り方をしてしまい、トンチンカンな行動になってしまいがちなんですが、自分が好きな音楽を通じると、その音楽が好きな人達や演奏している人達との間に、不思議とズレを感じる事がないです。
周りが楽しんでいるときに、一人違う事をしている、なんてことが不思議とないのです。
だから肩の力が抜け、リラックスできるし、この時ほど障害の事を忘れられる時間はないので、心が休まります。
ライブは、普段音源から聴くのとの明らかな違いが、音の位置と形にあります。
感覚的な事であんまり上手く説明出来ないのですが、やはりチコ&ザ・ジプシーズの生演奏の場合は、全体が、傘が肉厚で広いキノコの形に似ています。
キノコ型の傘の下方に、ボーカルの上顎辺りがあり、そこから後頭部にかけて突き抜ける太い管がボーカルを吊っている感じです。
実際は観客の年齢層もかなり高いし、メンバーも結構なお年で穏やかな感じのライブだったのですが、音の有り様でとてつもなくステージが賑やかに見え、本当に素晴らしい演奏だなと感動しました。

メンバーそれぞれに主となる特徴的な感情があり、それが一つの形を成して一つの音楽となることが、まるで一人の人間のようだとも感じました。

チコ&ザ・ジプシーズは、A型の通勤時に良く聴いていた思い出があります。
通勤で歩いている最中にも関わらず、聴きながらよく鳥肌が立っていました。
辛い出来事が多かったので、それで気分を持ち上げて生活していましたから、随分と思い入れがあります。
今日のライブでは、辛い出来事が辛い記憶としては思い起こされませんでしたが、支えられた演奏を体感できて、気付いたら祈るように両手を胸の前で組んでいた自分がいました。

演奏もさることながら、メンバーの方々のルックスも私好みなので、二時間は夢のようであっという間でした。
会場が坂になっていて、前の観客の頭が邪魔にならないので、まるで自分に演奏で語りかけられていると錯覚したほどです。

また引き続き日常で頑張れそうです。
頑張るというか、ライブを思い出してウットリしながら、なんとなくこなしていけそうだなと思いました。

それでは私でした。