MUCHU人

「私の物の感じ方」

ありがとうタブレット

最近の工夫でマイブームなのが、ちまちまと休日に母にタブレット講座を行う事。
私が忙しくなったので、少し前に使わなくなったタブレットを両親にあげましたた。

端末大好きな私が忙しいだけで、なぜタブレットを両親にあげたのかというと、自分の時間を作るためです。

興味のありそうな事を母に教えて、母をタブレット中毒にして、自分はその間に静かに自分の作業が出来るシステムです。

悪い言い方をすれば、子どもにオモチャを与えて大人しくさせる作戦。
自分のための環境作りの一環です。
でも、そういう意図はあっても、お互いに良い事だと思っていますし、実際にお互いに良い効果が上がっています。

Googleの使い方から始まり、YouTube、アプリのゲームのダウンロードの仕方、Wikipedia、カメラの使い方、Amazon、LINE、じゃらんネットとホットペッパー、そして今日は楽天ショッピングでした。

あんなに一日中家事ばかりやっていて、潔癖だった母が、最近では手を抜く事を一番に考えるようになってきました。
まだ手を抜いて良いかどうかは自信なさげですが、どんどん楽しい、興味のある世界を知るに連れて、大胆になってきました。
今日驚いたのは、母が「明日は何もしないから、昼はラーメン、夜は外で焼肉でいいよね」と自分から言えていた事。
もちろん快諾しました。

少し前には、新年に母一人で行こうと、ライブチケットを勝手に購入していたようで、何よりです。

午前中に、楽天ショッピングを教えたら、本当は欲しい物が沢山あったみたいで、検索を一日中やっていたので、私は非常に楽でした。

私は一人の時間が多くないと、物事を処理できません。
音とか、周りの動くものとか、目まぐるしく変わる状況とか、そういう外の刺激からなるべく遮断された、落ち着ける環境が一定量必要です。
障害の事について、両親が聞けるような心の準備が出来ないのならば、わざわざ話をしなくても、私の思うように両親が動けばいいんだと単純に考えました。

父は自分で使いながら覚えられるし、母にさえ楽しさと使い方を教えれば良いので、直接話してぶつかり合うより、断然楽です。
何より楽しい事が見つかるのは、母も嬉しそうですし、溝が深かった親娘のコミュニケーションの場にもなります。

両親がタブレット漬けの間、私は一人部屋でノートをまとめたり、時々気晴らししたりしたりしていましたが、トイレに行ったりすると、階下は実に楽しそう。
母は楽天で見付けた財布を父にねだっている様子だし、下火だった夫婦の愛の炎も復活すればいいと思います。
もうすぐクリスマスですし、私も心落ち着けてよかったです。

それでは私でした。